♪届いてくれるといいな 君の分かんない所で僕も今 奏でてるよ♪


今もこの歌、Mr.ChildrenのSignを聴いて思い出すのはただ1つ。
あの日の僕らにとっても、いや、今の僕らにとっても永遠の憧れ…大学に行ったら、こんな日々が過ごせるのかなって思いを馳せた。『青春群像』の最たる物語

あの頃はさ。4限が終わってさ。4限が終わって、教室から出て
西門までの間、空の下を歩く僕たちをもぎたての
オレンジみたいな夕日が、いやおうなく照らすんだ。
クラスメイトもみんな、夕焼け色に染まっていた。

忘れられない
青春の日々。

『オレンジデイズ』であります。


さて、オレンジデイズという物語を皆さんはご存知でしょうか?オレンジデイズは、2004年 TBS系で放送されたテレビドラマです。平均視聴率は17.2%、最高視聴率は23.0%。
当時を知る人…というか当時見ていた人ならば、あの感動と興奮が自然と思い出されるはずです。Signを聴いたらなおさら…。


見ていなかった人のために説明します。
オレンジデイズは、男女5人(妻夫木聡、柴咲コウ、成宮寛貴、白石美帆、瑛太)が、とある大学で繰り広げる"青春"のキャンパスライフを描いた物語。
ただのラブストーリーなんかじゃなく、安っぽい学園モノでもなく、安易に人が死んだりエロに走ったりするドラマでもなく、ただ純粋に若者のモラトリアム的なセンチメンタリズムみたいな甘酸っぱさを描いた素晴らしい作品です。

ヒロインのサエ(柴咲コウ)は、4年前の事故で聴力を失った少女。だけど、バイオリンやピアノなど音楽の才能を持っています。耳がほとんど聞こえない事による葛藤が描かれています。
サエは喋れませんから、会話はほぼ全て"手話"によってなされます。サエの親友の茜(akane、白石美帆)と、福祉関係の学問を専攻してきた主人公の櫂(kai、妻夫木聡)は手話が出来る設定です。
ふとした事で柴咲コウと妻夫木聡は出会い…男女5人のキャンパスライフが繰り広げられる事になるのです。
耳が聞こえない障害を全面に押し出してドラマが構成されてるのではなくて、あくまで1人1人のキャラクター・心情が綺麗に描かれています。誰も、何も、そんな特別じゃなく、みんなが抱えてる悩みとか不安とか希望とか夢とかが表現されているのが、僕は大好きなんです。

んでまぁ、
劇中に登場するこの"手話"がキーです。主題歌のSignも、当然ながら"手話"("sign language")に由来しています。




さて、何でわざわざこんなに長々とオレンジデイズの解説をしてきたのか。今更になって、オレンジデイズを取り上げたのか。不思議に思われる事と思います。

それは、僕が手話にハマり始めたからであります!!!
意外でしょうけど、マジです。絶賛練習中であります!!!!

ただし、オレンジデイズを思い出して、オレンジデイズに触発されて始めたという訳ではありません。もちろん関係ない訳じゃなく、107%くらいは関係してますけど(^ω^ )
実は、手話をやっていた or 手話サークルに入っているという友人が、周りに沢山いるんですよ。僕が『手話をマジでやってやろう!!』って思った事の発端をお伝えします。



11/5が運命の日でした。ある授業の前(3限前のお昼休み)、みんなで雑談をしていました。すると、友人A(大学に入って1人目の友達♂)が僕に向かってニヤニヤしながら何かやってきました。手話でした。
※というか正確には『指文字』という、片手の指で"あいうえお"の五十音や濁点など全てのひらがな字を表せる表現方法。

A君は、『私の名前は○○です。』とやっていました。当然僕は『ファンタスティック(^o^)/』と思って、とりあえず隣の手話出来るメンから『みすたーちるどれん』を教えてもらいました。(名前より先でしょ?どう考えても)
しかしこれが難しい!!A君は覚えがいいみたいですぐ出来たんですけど、僕はさっぱり。
別に手話を舐めていた訳じゃありません。小学生だか中学生の時に、"触り"程度で誰もが点字や手話を習った(って程でもないか。)と思います。その時に、何て異次元レベルの難しさなんだ!!僕にはゼッタイ、ムリ!!と思っていましたから。(そういう時には、全然魅力を感じてはいなかったんですけどねー。)

どうにかMr.Childrenを出来るようになったその時僕の胸には、小さなやる気の灯火が芽生えていました。


考えろ、僕。
もし今桜井さんに会ったら、僕は桜井さんの目の前で『みすたーちるどれん』っていう手話を見せられる!!それは、決して全てのファンが出来る事じゃない。

また、こんな事もあるかもしれない。
ある日僕が道を歩いていたら、例えばヒールのかかとが排水溝の穴にハマってしまって動けないでいる柴咲コウがいる可能性だってある。その時もし僕が、ごくたまにやる癖『口の中にちょっと前に飲んだ飲み物を保管しておいて、しかしそれを周囲に悟られないように平静を保つ。後で徐々に飲む。』という動作をしていたらどうだろう。柴咲コウを助けた僕は、言葉を発する事が出来ないではないか。(その場で何か飲み込む動作をするなんて怪しくて出来ないし(>_<))

柴咲コウ『お、お名前は?!』
僕は答えない…。もちろんそのヒールで踏んでくれとも頼めない。静かにその場を去ろうとする。すると、
柴咲コウ『じゃあせめて…好きなアーティストだけでも教えてください!』
その時僕は、静かに『みすたーちるどれん』を手話でやるだろう。


なんて格好良いのでしょう!いや、手話をやっていたらもっと色んな事をお喋りできるんだぜ?!
やっぱり勉強でも運動でも何でも、『新しい事を知れる、使える』『人に出来ない事が出来るようになる』『人に負けたくない』という事がとても大きなdriving forceとなるんですね。今回はA君の覚えが早くて悔しかった事も起因しています。

だからその場で僕の心は半分くらい決まりかけていました。
『手話、本気(マジ)でやろう!』と。

決意が固まったのはその翌日。その日家に帰って、PCで『指文字一覧表』みたいなのを印刷しました。それを翌日の通学時電車の中でマジで練習していたら、五十音全部覚えてしまいました。

あれ…
やっぱ僕、才能あるじゃん(^o^)/
って。手話をやると決意したのはその時です。




翌日から、僕の手話ライフが始まりました。大学の友達に手話の単語を習いつつ、それだけでは僕の溢れ出す知的好奇心(性的な意味で。)が収まらなかったので、自宅のPCで手話のサイトを見て練習する日々…。(7日くらい。この時は、トイレにノートPCを持ち込んだり、モニターの前で手話の動きを練習したりしました。)

20081130095032.jpg次第にそれだけでは飽きたらず、『手話の本が欲しい!!』と思うようになりました。よく使う単語がいっぱい載ったやつです。古書街を回ったんだけどいいのがなくて、しかし欲望のままにAmazonで購入いたしました。1000円の手軽なやつ。それが、手話を初めて1週間ちょっと経ってからです。

ちなみに僕は、指文字→疑問詞→接続詞→助動詞・副詞→動詞→形容詞→名詞 みたいな順番で覚えました。日常会話の中で少しでも使いたかったので、利用の多い疑問詞を最初に。逆に、生活の中にある全てのものに手話による"名前"が付けられていますので、名詞を覚えるのは結構大変です。というか、僕なんてまだまだ始めたばかりでどの品詞も分からないものばっかりなんですけどね(ノ∀`)それでも、段々喋れるようになるの、楽しいです。

この頃から、鏡の前・お風呂・就寝前布団の中など(つまりこれまで妄想に費やしてきたような時間)に、手話をやってフォームをチェックしたり、明日友達に言おうと思った手話によるセリフを繰り返し練習したりするようになりました。妄想に手話が折り混ざった感じ。端から見てると、最高に気持ち悪かったと思います( ^ω^)∩


ここで、僕が手話をやる目的・やってて楽しい事を簡単にまとめます。

○自分を表現する全く新しい方法
音楽で表現するとか、ブログに書いて表現するとか、喋るとか、僕は表現する事が好きです。(分かるよね、この自己主張の激しさ(*'-^))そんな僕にとって全く新しい手話というツールを手に入れる事は、イコールかなり大きな幸福を意味するのです。

○やってる自分がかっこよくて好き
こういうナルシズムを毛嫌いする人もいるけど、僕は自分が大好きで、人の事も好きになれて、それでいいと思う。とりあえず、手話をやってる時は楽しくてその分輝けてると思う。から好き(笑)

○現在形・役に立つ
手話なんて日常生活で使わないと思うかもしれませんけど、学生生活送ってると意外と使えます。喋っちゃいけない所、お互いが離れてる時、人に聞かれちゃ不味いシーン、声が通じにくい喧騒の中などなど。教室とか自習室とか図書館とか食堂とかエレベーターとかライブとか電車内とか色々。

○未来形・役に立つかも
下心でもあると思うけど、将来のステータスとして使えるかもしれないとも思うし、そんな下心でも僕は全然ありだと思う。または、いつか耳の聞こえない人を1mmでも助けてあげられるかもしれないっていう善い(と思われる)心もあって、それもそれで素敵な事だと思ってる。

○暗号みたい
実に子供っぽいとは思うんだけど、手話って例えば小学生・中学生の頃に友達と(五十音を)決めて使っていた"暗号"みたいな、そんな秘密めいたかっこよさとか神秘性を感じるんです。青春にもつながってる気がする。


もうなんか、僕と手話は出会うべくして出会った!みたいな!!!!
長くなりましたが、ここらへんでいきなりぶっち切ろうと思います。
このオレンジデイズ特集は、もう少し続けたいと思います!
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